【国内旅行】長崎の軍艦島上陸してきた
いつか行こうと思っていても手遅れになることもあると最近わかってきた。
というわけで「近い将来見れなくなるかも…」という思いから行ってきた軍艦島(端島)。
利用したのは「やまさ海運」のツアー。
事前予約して、1人4000円弱。
gotoの地域共通クーポン(電子)が使えたので支払いはなし(おつりは出ない)。
片道30分くらい。
船内で座っていると揺れはそんなに気にならないですが、外に出ると風と波がすごかった。
スマホとか揺れた時にひょいって落としちゃいそうなくらい。
途中で説明によると、周りには三菱の造船所などがたくさんあるそう(軍艦島も三菱が採掘を行っていた)。
上陸後は30分弱かけてガイドさんの話を聞きながら島の一部を歩いた。
ちなみに船内にトイレはあるが、軍艦島には売店、トイレ、自販機等一切ない。
真ん中にあるのが小学校と中学校の建物。
その左にあるのが幼稚園の建物。
島の人口密度がとんでもなく高かったため、幼稚園を10階に作ったそう。
エレベーターやエスカレーターもないため、子どもでも毎日上まで階段を登ったとか。
私なら登園しただけで1日の体力を使い切ってしまう…
かなり老朽化が進んでいるけれど、階段が地下の採掘場への入り口。
ここで働いていた人はエレベーターで下に降りたそうで、普通のエレベーターの8倍の速さだったとのこと。
タワーオブテラーよりこわいよ…
上の建物は貯水庫。その左は灯台。
海に囲まれた島なので水が貴重で、お風呂は共用、幹部の部屋だけに備え付けのお風呂があったそう。
ちょっと記憶が曖昧なのですが、確か写真中央の灰色の建物は日本初の鉄筋コンクリートの建物。
採掘の設備を守るため、島の周囲の波が高い場所にアパートを防波堤のように建てたそう(上の写真は左側が海)。
この日は風がかなり強くて波も高くて。
晴れていてこんなだったら台風の時が本当にやばそう…
ちなみに島で最も恐れられていたのは、台風ではなくて火事だったとのこと(建物が密集していて人も多いため)。
コロナみたいな病気が流行っても大変そうだ…
建物の老朽化が進んでいるため見れる場所はほんの一部。
歩ける場所は整備された歩道なので、安全だった。
島の内部にあるため見れなかったけれど、当時は神社やお寺、映画館、パチンコなどもあったそう。
行く前にイメージしていた廃墟めぐりができる場所とは少し違ったけれど(リサーチ不足)、こんなに老朽化が進んだ場所にもかつて人が住んでいたんだ!と本物を見ることで実感でき、当時の生活について知ることができてすごいおもしろかった。
予約していた「軍艦島周遊コース」は帰りに軍艦島の周りを船でぐるっと回れるはずだったが、波が高く危険なためそのまま帰ることになったので残念だった。
見れなくなっちゃう前にぜひ!