美容皮膚科で唇のほくろを取った
タイトルの通り、先日唇のほくろをレーザーで取った。
私の体にはほくろが多い。
ほくろの多さは遺伝性で(確かに親も多い)、年齢とともに増えていくもので(既に悩んでるのにまだこれから増えるの?)、防ぐには紫外線対策が有効で(部活とかで日焼けを気にせず浴びまくってきたのでもう手遅れじゃない?)…と気になって調べたときには自分にとってネガティブな情報ばかり出てくるので、悲しくなってしまった。
首回りにほくろが多いのがどうしても気になって、社会人になったばかりのころに4つ取ったこともある。
レーザーでの治療は怖かったし、後に傷の保護のために首に虫刺されシールみたいなものを貼っていたのを「それどうしたの?」とたまに聞かれるのにびくびくしていたが、それでもほくろを気にせずに髪を結べるようになって心が軽くなった。
ちなみに首元のほくろは「衣装ほくろ」といって、着る服に不自由しないことを意味するらしいので、いいことらしい。
4つ取ってもまだ見える限りでは3つあるので、これからも安心して服を買いたい。
母親は「首のほくろを取るの?(なんでそこ?)」みたいな反応をしていたが、私にはそれら自分の体からなくなることがとても大切だったのだ。
「首にほくろ多いね!」なんて誰にも言われたことないけれど。
当時美容皮膚科で大きさも様々な首のほくろを4つ取って、塗り薬なども含めてお値段はだいたい68000円くらいだった。
高くてちょっと驚いた。
ほくろの大きさだけでなく、ふくらみの有無によっても料金が変わるらしい。
私のほくろはふくらみがあるものが多かったので、その分お高めになってしまった。
社会人3年目、今度は唇のシミかほくろみたいな小さな黒っぽい点が気になるようになってしまった。
なんか目立つな…?と思っているうちに、気づいたらリップ塗っても隠れないくらい程度には濃くなってしまった。
唇にもそういうは治療できるの?と思って調べたら、できるらしい。
マスクするのが常識、のタイミングでやっておこうと治療することを決めてしまった。
ほくろは取ったことあるし〜くらいの気持ちで病院(美容皮膚科もやっている皮膚科)に行ったら、突然の麻酔注射が想像以上に痛くて涙が出た。
イメージとしては、唇をはさみで切られた?もしくはペンチで思いっきりねじられてる?って思うくらい。
唇に直接注射はできないようなので、唇の周りの皮膚に刺されているんだとは思うが、それでも痛みは強烈だった。
流血しているのでは?と思ったけど、もちろん血は出ておらず注射された箇所が腫れて感覚が麻痺しただけだった。
唇はたぶん神経がたくさん通っているんだろうな、と思った。
熱い食べ物、辛い食べ物を食べたら痛いもんね。
歯医者だったら片手を挙げていたところだったし、あまりに痛くてそのまま起き上がって帰ろうかと思った。
ちなみに麻酔がばっちり効いていたので、レーザー照射自体は痛みも感覚も何にも感じなかった。
治療から12時間くらい経って、麻酔の腫れは治り、傷跡はかさぶたのできかけみたいになっている。
治療費は小さめのほくろを1つ取って、5000円ちょっとだった。
唇の一番目立つほくろを取ったら、その横の別のほくろが気になるようになってしまった。
これは気にし始めたらきりがない気がする。
麻酔も痛かったし、こんなことならまとめて取るか、60000円くらいの唇全体にしておけばよかったかも(高いし跡が治るまで目立ちそうだけど)。
全体だと口角のくすみみたいな色ムラにも当てられて、それはそれは悩みがなくなって良さそうではある。
今回はあまりに麻酔が痛くて衝撃的だったので、また行こう!とはなかなか思えそうにない(ほんとにまとめて取ればよかったな)。
調べてみたら、麻酔シール・テープを使ったり、氷で冷やして痛みを感じにくくしたりしてからレーザー照射する病院もあるらしい。
今回は全く他を調べていなかったが、私はあまり痛みに強くなさそうなので、次にやるとしたらそういうところを検討したほうがいいかもしれない。
既に書いたが、首も唇もほくろについて他の人に指摘されたことはない(何か言われたとしても、そういうことを言ってくる人なんだと距離を置くと思う)。
唇のほくろが化粧で隠れなくて、と書いたが、自分の写真を見たら画質のせいもあると思うが拡大すればなんとか分かるか?くらいほくろは薄くて目立たなかった。
自分のほくろを写真で見てあまり気にならないことと、それを取ったのに次はこのほくろ気になるな…という自分に満足できない気持ちに矛盾を感じて虚しくなる。
依存だとは全く思わないけど、私はどこまでやれば満足できるんだろう。
今気になり始めたほくろを取っても、すぐ別のところが気になるようになるんだろうな。
でもお金でなんとかなることはなんとかしたほうが私は鏡を見たときに幸せになれるので、これからも自分の懐具合と相談しながら自分の生きやすさを追求したい。