【2020年】読んでよかったマンガ

せっかくKindle買ったけど、やっぱりマンガでも何でも紙の本が読みやすいなあと常々思う。

家のスペースとの兼ね合いが…

 

そういえばアメリカのKindleにはレンタルというか、他人のKindleに自分のKindleの本を貸せる機能があるそうで、日本でもぜひやってほしい。

おすすめの本、誰かに読んでほしいのに図書館だとなかなか借りられなかったり、そもそも置いてなかったりするし、買ってもらうのも気が引けるし…

 

 

無能の鷹

 

 

見た目だけは「できる」新人コンサルタント鷹野が見た目は頼りない「鶸田」とタッグを組んで仕事をするお話。

 

鷹野さんは誰もが認める仕事ができる人オーラを持っているのですが、実はエクセルも全く使えずコピーも指示通りにできず、周りから「会社が見た目だけで採用するからこんなことに…」なんて思われてる人。

 

鶸田は自信がなくて、相手から「この人に任せて大丈夫かな…」と思われがちだけど、実際は確実に仕事をやり遂げるしっかりした人。

 

2人がお互いのいいところを組み合わせてなんとかできてるのがおもしろい。

 

仕事できるオーラって大事…と思った。

見た目から正しさを主張できるのすごすぎる。

 

勝手に周りからの期待値が上がるのもつらいけど、最初から期待してもらえないのもつらいよね…なんて思ってしまった。

どっちも自分が悪い面もあるけれども。

 

つづ井さんシリーズ

 

 

つづ井さんの「自虐をやめた」noteを読んで気になって購入。

 

note.com

 

その結果「裸一貫!つづ井さん」がおもしろすぎて、前作と続編も買ってしまった。

 

趣味が充実しすぎてて人生楽しい〜〜っていう本。

 

読んでるとつづ井さんのスタンスがどんどんオタク楽しい!から人生楽しい!になっていくのでとても気持ちいい。

 

最初の方は彼氏がいない…将来どうすんの?…とかそういうとても共感できるしあんまり考えたくない内容も出てきましたが、最近の作品になるにつれてそういうのがなくなってきて、推しが尊いとか、楽しそうなことやってみよ、予想してたのとちょっとちがうけどやっぱり楽しかった!みたいな話しかないので幸せになれます。

 

Twitterでも、「リモートで友人とちょっとしたパーティをやってみよう」など、どうしたらそんなこと考えつくの?みたいな絵日記が読めます。

 

このシリーズに出てくる話題で一番好きなのが、「つづ井さんの推しの俳優の情報が全く出てこない」話。

たまたま観た舞台に出演していた俳優について、調べても調べても名前(芸名?)と推定年齢とだいたいの身長くらいしか分からないらしいです。

そこがいい。

 

プリンセスメゾン

 

 

若い女性が都内で自分のお金でマンションを買うお話。

 

幸ちゃんっていう高校を卒業して居酒屋でアルバイトをしている女性が主人公なんですが、とにかくお金を貯めてローンを組んでマンションを買うことについて迷いがない。

 

どこに住むかなかなか決められなかったり、将来はどうするか(今後結婚したら?家族構成が変わったら?)については今は自分のことで精一杯で考えられないと話すことはあっても、理想の家を探すことはやめない。

 

物理的な家は居場所を作ってくれるけど、家族がいるほうがもっと心強いかもしれない。

 

上を見たらきりがないから、自分に何があれば幸せかを考えて必要ならがんばるしかない(金銭面だけじゃなくて)。

 

なんてことを読んでいてぐるぐる考えてしまった。

 

この漫画のメインはマンションを買うことなんだけど、それだけじゃなくて家族、友人とかの周りとのつながり、仕事、生き方について考えさせられてしまう。

 

それくらい、いろんな住生活をしている人がたくさん出てくる。

(登場もほんの数シーンだったりするので想像するしかないんだけど)

 

現状の自分の孤独さにどうしても考えざるを得なくなり、人生ってなんだろう…と私は読んでいてかなり苦しい気持ちになった(大きな事件が起こるとか、嫌な奴が出てくるとか、そういうことは一切ない平和なマンガではある)。

 

おすすめです。